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人材派遣と転職

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人材派遣と転職

人材派遣に登録することが、転職サポートの一環であることは間違いないが、「人材派遣なら、簡単に転職できる」と考えるのは危険である。一般に人材派遣には3種類あり、通常、「派遣」といえば「一般労働者派遣」を指す。一般労働者派遣では、雇い主である派遣会社(派遣元)と実際に勤務する会社(派遣先)とは異なり、派遣会社は派遣先企業との契約に基づいて登録スタッフの中から必要な技能を持つ人材を選抜して、派遣期間だけ雇用契約を結ぶ。つまり、一般労働者派遣では、数多くの登録スタッフの中から「この人材こそ!」と選ばれなければ転職先の仕事にありつけない。

最近の傾向として、「個人生活を優先したい」とか「専門技能を生かす仕事だけしたい」といった理由から派遣勤務を志望する人も多いが、そうした人材派遣が転職であるかどうかはギモン。もともと派遣事業が考えられたのは、教育訓練などに要する人材コストを軽減することと効率アップが目的であって、派遣期間も数日程度の単発モノから、更新つきの長期派遣まで実にさまざま。

したがって、派遣先で期待通りの仕事ぶりをすることが最低限必要であるし、結果・成果の上がらない派遣スタッフは必要とされなくなる。派遣先で評判のよい売れっ子として継続的に仕事をするには、実務レベルの技能とともに人間性も注視される。しかも派遣先からの要求値は年々高くなる傾向にある。実際に人材派遣に登録されるスタッフ募集の広告こそ多いが、要求値に満たない場合は登録を受け付けてすらもらえない。たとえ、登録されたとしても派遣先が決まらない以上、転職が実現することはない。人材派遣で転職を図ることは、言ってみれば、「いつ転職できるかわからないが、じっと待つ。ひたすら待つ。」という気構えが必要なのかもしれない。


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