交流分析士

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交流分析士

交流分析とは、英語で「Transactional(取引)Analysis(分析)」と称し、略して「TA」と表現される。つまり、人と人の交流・やり取りを重視する分析手法で心理療法のひとつ。創始者はアメリカの精神科医エリック・バーンで、行動パターンから人間を理解しようとするもの。交流分析の根底にある考え方は「過去と他人は変えられない、変えられるのは今ここにいる自分である」として自分の感じ方や考え方を変化させる事に取り組む。さらに交流分析のもう一つの基本的な考え方は、「人は誰でもがかけがえのない貴重な存在である」という理念であり、「無条件のストロークの交換によってこじれる人間関係が回復し、心も開放される」とされる。

交流分析には主に「1.構造分析、2.交流パターン分析、3.ゲーム分析、4.脚本分析」の4つの理論から成り立っている。交流分析を進めることによりセルフコントロールを身につけ、最終的に目指すのは、楽しい人間関係を営める「自律した人間」とされる。

交流分析士としての受験資格を得るには一定の審査を受け、日本交流分析学会に入会することが求められる。入会にあたっては、医学、心理学、教育、看護、社会教育、保健衛生などさまざまな分野の職業に従事し、大学学部以上またはこれと同等の学識を持つと認められる者が正会員として登録される。これ以外の者は準会員とされる。準会員で入会した場合は、学会やTAネットワークの講習会などに参加して学習し、正会員になる必要がある。さらに交流分析士としての認定申請(受験資格)を得るには、正会員として入会後3年以上経ていることが条件となる。ただし、日本交流分析学会への入会とは別にNPO法人日本交流分析協会による認定もある。

交流分析士の活躍の場は多岐に渡っている。看護師、介護福祉士、地域ボランティア、カウンセラー達など、医療や患者の治癒の現場にて、交流分析手法を直接治療方法として用いることにより、さり気ない気配りやいたわりを患者に喜びとして与え、気力を充実させることにも役立っている。また、ビジネスの現場では、顧客・上司・同僚・後輩などとのさまざまな人間関係をより円滑にする。どの人も、交流分析士という肩暦きだけで仕事をしているわけではなく、それぞれの職域で、交流分析士として培った知識を活用しているといえる。 


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