労働基準監督官

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労働基準監督官

労働基準監督官とは、日本の労働基準関係法令に基づいて、あらゆる種類の事業場に立ち入り、労働基準法や労働安全衛生法等を遵守させるとともに、労働条件の向上を図っていくことを任務とする厚生労働省の職員(国家公務員)のこと。労働基準監督官は、全国の労働基準監督署や労働基準局において、企業での労働時間、賃金、衛生面、安全面などの労働条件をチェックし、必要ならば改善のための指導を行う権限を有する。特に、重大な法律違反を起こしている事業所や工場に対しては、製造ラインを停止する命令を下したり、司法警察員として、捜査を実施し、刑事事件として検察庁に送検できる権限までも持つ。

労働基準監督官になるには、まず労働基準監督官採用試験に合格することが必要不可欠。労働基準監督官の採用は区分別になっており、労働基準監督官A(法文系)と労働基準監督官B(理工系)の2つに分かれる。ただし採用されてからの配置に関しては、A、Bの区分はほとんど考慮されず、法文系の者は労働安全衛生に必須である理工系について、理工系の者は行政に必須である法文系について、それぞれの知識を実務及び研修の場において習得することが求められている。

採用後は独立行政法人労働政策研究・研修機構に属する労働大学校(埼玉県朝霞市)における研修が採用時、採用5年目、監督署課長就任時、監督署長就任時などに行われるほか、選抜された者は管区警察学校や日本原子力研究開発機構へ派遣されて必要な知識の習得を行う。


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